JTPGA認定プロテストの為の学習案内
この学習案内は、プロテストを受験しようとする方への事前準備の為に作成しました。プロの指導者として、ゴルフ指導に必要な知識を増やす事を目的にしております。
多くの知識を学び、更に高い次元のプロフェッショナルを目指して頂きたいのです。ゴルフ指導の為に、研究学習を怠ってはプロの指導者とは呼べないでしょう。
目標に向かって努力し、プロテストに合格し、私達の仲間としてお迎えできる事を期待してお待ちしております。
一般社団法人 日本ティーチャーズプロゴルフ協会 資格認定事業部
≪審査試験項目≫
①. 書類審査 ※最近2ラウンド分のスコアカードのコピー添付
②. 面接審査 ※適性
③.筆記試験 (1.5 時間:100 点満点)
④. レッスン法/アナリシス審査 (1 時間:100 点満点)
⑤. 打球審査 (0.5 時間:100 点満点)
③.筆記試験(1.5 時間:100 点満点)
評価基準:ゴルフの総合的知識を有しているか。
1)指導法(20 点)
初心者から上級者までの各ショットの一般的な技術論、及び、それに基づく指導法や矯正法を上達についての考察を加味しながら、様々な対象者に対しての個人及びグループレッスンの手順や考え方等を含む問題。
グリップを指導する知識を有しているか。グリップの仕方の名称と各グリップについてのメリット・デメリットを記述する問題。
2)技能(20 点)
初心者から上級者における、怪我防止の為の安全な身体の使い方、身体の使い方について、ラウンド中における精神的、技術的な対応、方策を含む問題。
3)経営企画(15 点)
プロショップ・コンペ等の運営、スクールやクラブの運営・企画についての問題。
4)プロとしての行動(15 点)
プロの指導者として必要な資質を教育的な側面、日常の心構え、集団での統率能力的な側面、また、スポーツマンシップ等からの問題。
5)マナー/ルール(10 点)
「ルールブック」からの問題。
6)歴史(10 点)
一般的なゴルフの歴史に関する問題。
7)定義と表現(10 点)
ゴルフ用語や一般的なゴルフ知識についての問題。
④.レッスン法/アナリシス審査 (1 時間:100 点満点)
評価基準:生徒の問題点を見出し、技術的に向上させる能力を有しているか。
レッスンのテーマは 3 パターン(ドライバー、7アイアン、アプローチ)の中から試験直前に出題される。レベルは初心者から100ストローク程度の生徒さんである。
④-1.レッスン法審査
評価基準:共通のテーマの中にも個々へのテーマも無視せずに楽しく上達させる能力を有しているか。
評価する基準は次の通り。
1)指導者の印象・・身だしなみ清潔感・態度・言葉の使い方・話し方・デモ技術。
2)レッスンの雰囲気・・緊張を取り除く工夫、楽しくて明るい雰囲気、ためになる工夫。
3)教授技術・・レッスンの手順、起承転結、問題点の発見と矯正。 表現力や意思の伝達方法(簡潔さ、明瞭さ、明快さ)
・対話力
生徒の希望・悩みを聞き出す力。目標・指導方針を言葉で伝える力。
声のトーンを使い分ける事や生徒が理解し易く説明できる力。
言葉・実践・動作を使って誉める事や指導者の思いを伝える力。
・観察力
個人の矯正するべきポイントを発見する力。
・矯正力
矯正する手段・方法の知識の豊富さ(引き出しの多さ)
段階的指導法などの矯正手段を実践して矯正する力。
・実践的指導力
レベルに合わせたメニュープランをレッスンにおいて実践する力。
レッスン全体を通じて上達させる力。
・デモンストレーション
正確に、美しくデモンストレーションを行う力。
・安全管理
生徒が間違ったフォームによって怪我をしないよう説明できる力。
④-2 アナリシス審査 (分析総合力)
評価基準:手本との相違点を見分ける能力を有しているか。基準となる打球フォームとの相違点を発見する能力。
⑤.打球審査 (0.5 時間:100 点満点)
基本5ショット(1w.Fw.UT.7I.AP)をデモし、手本となるショットであるか審査。
※評価基準点
JTPGA認定 Professionl A級
審査試験項目③④⑤の各分野で最低 70 点を取り、合計点数が 210 点/300 点 以上であること。
JTPGA認定 Professionl B級
審査試験項目③④⑤の各分野で最低 60 点を取り、合計点数が 180 点/300 点 以上であること。
不合格
審査試験項目③④⑤の各分野で最低 50 点未満か、 合計点数が 150 点/300 点 未満の場合。